中国語の「是」の使い方|「は~です」と覚えると混乱
- 2024年7月15日
- 読了時間: 4分
更新日:3月8日

中国語を勉強し始めたとき、多くの人がこう覚えます。
是 = ~は~です
でも、実際に勉強を進めるとすぐに疑問が出てきます。
「私は日本人です」 → 我是日本人(OK)
「私は忙しいです」 → ❌我是忙?
あれ?「です」なのに使えない?
今日はこの混乱を解決するために、中国語の「是」について徹底解説します。
■目次
▶ まとめ
■「是」の役割:AとBが同じものだと理解する
中国語の「是」は、簡単に言うと
👉 A=B という関係を説明する言葉
です。
つまり
「これは何ですか?」「それは〇〇です」
というような、正体・分類・身分を説明するときに使います。
例
我是日本人。(私は日本人です)
A:我
B:日本人
→ 人物の国籍の説明
他是老师。(彼は先生です)
A:他B:老师
→ 職業の説明
■「是」を使わない文章(ここが一番大事)
ここが日本人が混乱するポイントです。
中国語では
状態・形容詞の文には「是」を使いません。
我很忙。(私は忙しいです)
❌我是忙
これは間違い。
なぜなら
忙しいは正体ではなく状態だからです。
同じように
今天很热。(今日は暑い)
中国語では
❌今天是热
とは言いません。
■ 中国語は「主語+形容詞だけで文が作れる」
日本語は
私は忙しいです
のように、「~は~です」をつけます。
でも中国語では
我忙。
これだけで文章として完成しています。
中国語では形容詞がそのまま述語になるからです。
■ 「是」は動詞?中国語の時制の文法は適用するの?
ここまで読んで、
「是って結局なに?動詞なの?」
と思った人もいるかもしれません。
結論から言うと、
👉 「是」は中国語の動詞です。
文法的には
“コピュラ動詞(be動詞のようなもの)”
と呼ばれることもあります。
ただし、日本語や英語と同じ感覚で理解すると、ここでも少し混乱が起きます。
英語では動詞が変化します。
I am a student.
I was a student.
日本語でも
ですでした
のように変化します。
しかし、中国語の「是」は基本的に
👉 動詞が変化しません。
つまり、
我是学生。(私は学生です)
我是学生。(私は学生でした)
実は、動詞の形は同じなんです。
また過去に動作が発生したことを表すアスペクト助詞の「了」も
「是」のあとには使われません。
「是」を使うときは、基本的に、
文脈でいつ発生したかを判断します。
例えば:
我以前是学生。(私は以前学生でした)
昨天他是老师。(昨日は彼が先生でした)
■ 副詞を使うときは「是」の前に置く
前述のとおり、「是」は動詞なので、副詞で修飾することができます。
そして、中国語では動詞の前に副詞を使用するのが一般的なので、 主語 + 副詞 + 是 + 名詞 という語順で文が作られます。
例① きっと〜です
你一定是日本人。(あなたはきっと日本人です)
例② たぶん〜です
他可能是老师。(彼はたぶん先生です)
例③ きっと〜だと思う
他一定是中国人。(彼はきっと中国人です)
■まとめ

中国語の「是」は
「~は~です」ではなく
👉 A=B を説明する言葉
と考えると理解しやすくなります。
以下のような場面で使われることが特に多いです。
1️⃣ 身分:我是老师(私は先生です)
2️⃣ 国籍:他是中国人(彼は中国人です)
3️⃣ 何かの正体:这是书(これは本です)
一方で
忙しい
暑い
高い
面白い
などの状態を表す言葉には使いません。
もし中国語を勉強していて
「是を使う?使わない?」
と迷ったときは、ぜひこう考えてみてください。
👉 これは「正体」?それとも「状態」?
さらに「是」は中国語の動詞の一種なので、副詞で修飾することができますが、
アスペクト助詞を使って「過去」「現在」「未来」を修飾する
時制の文法は適用されません。
この視点があると、中国語の文がぐっと作りやすくなります。
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