中国でSNS展開を検討されている方は、Douyin(抖音)について聞いたことがあるかと思います。Douyin(抖音)とTiktokは非常に似ていますが、どこが違っているのでしょうか。この記事ではDouyinとTiktokの相違点について詳しく解説します。
■目次
▶ Tiktokとは
▶ Douyinとは
▶ 機能の違い
▶ ショッピング機能
▶ 検索機能
▶ 動画の長さ
▶ VPNの利用
▶ 中国の電話番号
▶ 使用制限
▶ まとめ
■Tiktokとは
TikTok(ティックトック)は、ByteDanceという中国の企業が開発したショートビデオ共有アプリです。2016年に最初にリリースされ、短い音楽ビデオやダンスビデオ、コメディスケッチ、ライフハックなど、ユーザーが手軽に短い動画を作成して共有できるプラットフォームとして人気を博しています。
■Douyinとは
Douyin(抖音、ドウイン)は、ByteDanceによって開発された中国向けのショートビデオ共有アプリです。2016年に中国でリリースされ、中国国内で非常に人気を集めているプラットフォームです。TikTokの中国版と言えるアプリですが、独自の機能や特性を持っています。
■TiktokとDouyinの違い
TikTok(ティックトック)とDouyin(抖音、ドウイン)は、同じ会社であるByteDanceによって開発されたショートビデオ共有プラットフォームですが、アクセス制限と機能面で顕著な違いがあります。
■地域とアクセス制限の違い
・TikTok: 世界各国の法律や規制に従って運営されています。特に、データの取り扱いやコンテンツ規制に関しては、各国の規制を考慮して運営されています。
・Douyin: 中国の規制に厳密に従っており、検閲が行われています。また、国家安全保障の観点から、中国外にデータが移転されないようにされています。
■ 機能の違い
以下にDouyinとTiktokの機能の違いに関して詳しく解説します。
■ ショッピング機能
・Doiyin: より強力なショッピング機能が統合されており、ユーザーが直接アプリ内で商品を購入できる仕組みがあります。ライブ配信中に商品を紹介し、そのまま購入できる「ライブコマース」機能が特に発達しています。
・Tiktok: ショッピング機能はありますが、Douyinほど強力ではなく、特に中国国外ではまだ発展途上の部分もあります。ショッピングリンクを貼ることができるものの、プラットフォーム内での購入は限定的です。
■ 検索機能
・Douyin: 強力な検索機能を持ち、特定の場所や商品、サービスに関連するビデオを検索できます。また、位置情報を活用したコンテンツ検索が可能で、ローカルビジネスのプロモーションにも役立っています。
・TikTok: 検索機能はありますが、Douyinほど高度ではありません。ユーザーがビデオやハッシュタグを検索することはできますが、位置情報や商品に特化した検索は限定的です。
■ フィルターとエフェクト
・Douyin: 中国のユーザー向けに特化したフィルターやエフェクトが多く提供されています。中国文化やトレンドに合わせたエフェクトが豊富で、シーズンごとに新しいものが追加されます。
・TikTok: グローバルユーザー向けのフィルターやエフェクトが多く、各国の文化やトレンドに合わせたものが提供されています。エフェクトは共通のものも多いですが、地域ごとに特化したものもあります。
■ インタラクティブ機能
・Douyin: 例えば、ビデオに対するコメント機能や「いいね!」機能に加えて、ビデオを見ながらゲームを楽しむなど、インタラクティブ性の高い機能が充実しています。また、ユーザー同士でバーチャルアイテムを贈り合うこともできます。
・TikTok: インタラクティブ機能はありますが、Douyinほど豊富ではありません。特に、ライブ配信中の機能やユーザー間のギフト機能などは、中国市場向けのDouyinの方が充実しています。
■ 動画の長さ
・Douyin: 長い動画(最大5分程度)を投稿できる機能があり、ユーザーはより詳細なコンテンツを作成できます。
・TikTok: 動画の長さは最大3分程度で、Douyinよりも短い動画が中心です。ただし、徐々に長尺動画の対応も進んでいます。
■ 日本でDouyinを使うには
以下の手法で日本でもDouyinを使用することができます。
■アプリのインストール
Douyinは中国のアプリストア(Huawei、Xiaomi、Vivoなどの中国メーカーのストア)からダウンロードできます。日本のGoogle PlayやApple App Storeからは直接ダウンロードできないため、アプリを入手するには中国のアカウントが必要です。
■VPNの利用
Douyinは中国国内向けのアプリであり、中国国外からのアクセスは制限されています。そのため、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使って中国国内からアクセスしているように見せかける必要があります。
■中国の電話番号
Douyinのアカウント作成には、中国の電話番号が必要です。日本の電話番号ではアカウントを作成できないため、中国の電話番号を取得する必要があります。
■使用制限
Douyinは中国国内向けのコンテンツが中心で、日本からアクセスした場合、一部の機能やコンテンツが利用できない可能性があります。また、アプリ自体が中国の規制に従っているため、検閲や制約が存在することも理解しておく必要があります。
■ まとめ
Douyin とTiktokは両方とも中国のByteDance社が解発したショート動画プラットフォームです。Douyinは中国国内向けのインターネット規制が課せられている一方で、ライブコマース機能など世界版Tiktokより多種多様な機能が充実されており、使いやすいといわれています。日本でもDouyinを利用することは可能ですが、VPNの設定や中国の電話番号の取得に手間がかかることがあります。
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