- 9月8日

中国の電話番号を日本から取得する方法を解説【中国の電話番号の特徴についても解説】

中国のアプリを利用したい、中国への出張予定があるなどの理由から、日本から中国の電話番号を取得することを検討していないでしょうか。この記事では、日本から中国の電話番号を取得する方法と中国の電話番号の特徴について詳しく解説していますので、是非ご参照ください。

■目次

▶ 桁数

▶ まとめ

■中国の電話番号の特徴

中国の電話番号には以下のような特徴があります。

■桁数

中国の電話番号は10桁または11桁であることが多いです。通常、次のように構成されています：

・携帯電話番号: 11桁（例: 138 0012 3456）

・固定電話番号: 地域によって異なり、国際電話の場合は市外局番の前に「0」を付けて10桁、または地域によっては10桁未満になります。

■市外局番 (固定電話の場合)

固定電話番号には、地域ごとに異なる市外局番が割り当てられています。市外局番は1～4桁の長さで、中国国内からかける際には市外局番の前に「0」を付けます。

例:

・北京: 市外局番は010（例: 010-12345678）

・上海: 市外局番は021（例: 021-12345678）

■携帯電話番号の先頭の数字

携帯電話番号は、キャリアや番号の発行時期に応じて、以下のように特定の番号で始まります。番号の先頭の3桁（例えば、138、150など）は、通信キャリアと地域を表します。

・130–139: 中国移動通信（China Mobile）

・150–159: 中国聯通（China Unicom）

・170, 171: MVNO（仮想移動体通信事業者）

・180–189: 中国電信（China Telecom）

・190–199: 5G対応の番号（主にChina Mobile、China Unicom、China Telecom）

■国際電話コード

中国にかける場合、国際電話コードは「+86」です。国外から中国に電話をかける際は、国番号「+86」を先頭に付けます。

例:

・+86 138 0012 3456（携帯電話）

・+86 10 1234 5678（北京の固定電話）

■地域ごとの違い

固定電話番号の市外局番が地域ごとに異なるため、番号の長さや形式は都市や地方によって変わります。特に大都市（北京、上海、広州など）では市外局番が2桁、地方都市では3〜4桁となっています。

■一部の番号は特定の用途に限定

一部の電話番号は特定の用途やサービスに限定されており、一般の利用者が取得することはできません。たとえば、以下のような短縮番号があります。

・110: 緊急通報番号（警察）

・120: 救急車

・119: 消防

・10086: 中国移動通信のカスタマーサービス

■SIMカード登録の厳格な規制

中国では、携帯電話番号の取得に際して厳しい規制があります。SIMカードを購入する場合、実名登録が必要で、パスポートや中国国内の身分証明書を提供する必要があります。

■ローミングと国内利用

中国の電話番号は、広い地域をカバーしており、国内での通話・SMSに対して特定の地域制限がありません。また、中国の携帯電話番号は国外でもローミングを通じて利用可能です

■中国の電話番号を日本から取得する方法

以下に、中国の電話番号を日本から取得する方法をご紹介します。

■仮想電話番号サービスを利用する

仮想電話番号（VoIP）を提供しているサービスを利用すれば、日本にいながら中国の電話番号を取得することが可能です。以下のようなサービスが一般的です。

・MySIP（バーチャル電話番号） MySIPは中国を含む多くの国の仮想電話番号を提供しています。アカウントを作成し、月額料金を支払うことで中国の番号を取得できます。

・DIDWWやTossable Digitsなどの国際的なサービスこれらのサービスでは、任意の国の電話番号を取得し、インターネット経由で通話を受けることができます。

・Skype番号 Skypeも特定の国の電話番号を提供しており、中国の番号も取得できる場合があります。

■中国のSIMカードを購入する

日本国内でも中国のSIMカードを取り扱っている業者があるため、これを購入して番号を取得する方法があります。例えば、日本国内から、中国のSIMカードを扱うオンラインショップや、AmazonなどのECサイトで購入可能です。ただし、中国本土におけるSIMカードの登録にはパスポートや中国の身分証明書や住所が必要な場合があります。また、中国を訪れる際に、中国国内の携帯ショップで直接SIMカードを購入する方法もあります。この場合もパスポートやや中国の身分証明書などの証明書類が必要です。

■代理購入サービスを利用する

中国の電話番号やSIMカードを取得するために、代理購入サービスを利用することもできます。これらのサービスでは、ユーザーの代わりにSIMカードを購入し、日本へ発送してくれる場合があります。

■ ローミングサービスを利用

日本の携帯キャリアのローミングサービスを利用して、現地の番号に着信ができるようにする方法もあります。ただし、これは新しい中国の番号を取得するわけではなく、日本の番号を使って中国で利用できる状態にするというものです。

■ 中国の電話番号取得の際の注意点

中国では、電話番号の取得には厳格な規制があり、SIMカードの登録にはパスポートや身分証明書が必要です。また、仮想電話番号を使う場合、中国国内でのSMS認証や一部のサービスが利用できない可能性もあるため、目的に応じて適切な手段を選ぶことが重要です。

■ まとめ

中国の電話番号は10桁または11桁がメインで、キャリアや地域によって番号の先頭が異なります。中国の電話番号取得には、実名登録が必要で、パスポートなどの身分証明書が求められます。取得方法として、①中国のSIMカードを現地で購入、②代理購入やオンラインショップを利用、③仮想電話番号サービスを活用する手段があります。