top of page
awal_1920_400.png

Blog

ブログ

中国語の『ありがとう』の使い方やシーン別のニュアンスなど


中国語のありがとう

中国語で「ありがとう」を伝える際、最もよく使われるのが「谢谢(シェイシェイ)」です。しかし、ビジネスシーンでも「谢谢」を使って良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、「谢谢」の意味や他の感謝の表現、シーンや状況に応じたニュアンスの違いを詳しく解説します。また、ビジネスシーンでよく見られる間違った使い方についても触れますので、実践で活用していただければと思います。


目次

  ▶ 多谢

    ▶ 感恩

    对不起を使う


中国の「ありがとう」は谢谢

中国では谢谢が「ありがとう」という意味で最も一般的な表現です。中国語のピンインでは「xiè xiè」なので、「シィエシィエ」という発音になります。


谢谢はシーンを問わずに汎用できる

「谢谢」は、カジュアルでもビジネスでも使用できる、汎用性の高い表現です。基本的にはカジュアルな表現ですが、「谢谢您」のように敬語の「您」を付け加えることで、ビジネスシーンでも自然に使えます。


谢谢を使わない場合もある

では「ありがとう」と言うタイミングでも、中国では「谢谢」を使わない方が良い場合があるのです。これは、お礼の文化の違いによるものです。親しい間柄では、感謝の気持ちを言葉で表す必要がないと考えられています。また、その場でのお礼は言っても、過去に遡って何度もお礼を言うことは少ないのも中国のお礼文化の特徴です。中国では「谢谢」を言い過ぎると、かえって距離感を感じさせてしまう可能性があるので注意が必要です。


中国のカジュアル・ビジネスシーンにおける「ありがとう」表現・ニュアンス

 中国語には、シーンやニュアンスに応じてさまざまな「ありがとう」の表現があります。ここでは、それぞれの表現の使い方と伝わるニュアンスを紹介します。


谢谢

カジュアルな場面で使える「ありがとうございました」という表現です。会食に招待された際の別れ際などに適しています。


谢谢你啊

友人や家族の間で使うカジュアルな「ありがとうね」という表現です。相手を現す、「你」も使用している為、単に「谢谢」と言うよりも、相手を意識した言い方になります。


「谢谢」と似た使い方をしますが、「谢谢」より若干感谢の気持ちを強く伝えることができます。


真的很感

日本語の「本当にありがとう」という意味で、比較的心を込めた感謝表現です。ビジネスシーンでは「真的感谢您」と言い換えます。


谢谢你的○○

「谢谢你的招待(招待してくれてありがとう)」「谢谢你的帮助(助けてくれてありがとう)」のように使用する感謝の内容を具体的に伝える表現です。ビジネスシーンでは「你」を「您」に変えます。


感謝する意味合いのフォーマルな表現です。「感谢您的回信」とすれば「お返事をありがとうございます」という意味で、ビジネスの取引先とのメールのやり取りで使われている定型句です。


表示衷心的感/衷心感

ビジネスの場などで「心から感谢します」というニュアンスを伝えるフォーマルな表現です。「衷心感谢您的支援」なら「ご支援をいただきまして誠にありがとうございます」というような使い方もできます。


感恩

「感謝している」ことに加え、「恩を感じています」という思いも含まれています。


各位/谢谢大家

プレゼンテーションやライブコマースなどで「皆さまありがとうございます」と感謝を伝えるときに使用する表現です。


中国のビジネスシーンの「ありがとう」でよくある間違い

ビジネスシーンで日本人が、言葉や文化の違いから「ありがとう」の使い方を間違えてしまうことがあります。取引先や顧客との良好な関係を築くために、重要なポイントを押さえておきましょう。


不起を使う

「ありがとう」と伝えたいシーンで「对不起」を使うのは、よくあるミスです。「对不起」は「すみません」という謝罪のニュアンスがあります。日本では「すみません」が「ありがとう」の意味で使われることもありますが、中国では問題を起こして謝るときに使う表現なので、「谢谢」などの感謝の表現と正しく使い分けることが大切です。


相槌を打たない

「谢谢」などの言葉で感謝されたときに、適切な相槌を打たないと不信感を持たれる可能性があります。「不客气」や「不用谢」は「どういたしまして」に相当する汎用性の高い表現はカジュアルでもビジネスでも使えます。「我也谢谢您」で「こちらこそありがとうございます」と感謝の気持ちを返すのも良いコミュニケーションの取り方です。シーンに合わせて「我感谢您才对」で「私がお礼を言うべきです」という表現を使うのも良いでしょう。


谢谢を多用する

「谢谢」で「ありがとう」と伝えること自体は問題ありません。しかし、中国は日本ほど「谢谢」を多用せず、日本と同じくらいの頻度で「ありがとう」を伝えると反対に距離感が生まれてしまうこともがあります。中国の文化ではある程度信頼関係が気付た後は、(お互いに与え合うことが当たり前の仲なんだから)いちいち感謝しなくていいと考えると傾向があります。なので日本基準で感謝を伝えると、「気を遣い過ぎているよ」、「もっと当たり前に受け取って」と伝えられることもあるでしょう。


まとめ

中国語のありがとう

中国で「ありがとう」を伝えたいときは「谢谢」を使うのが基本です。ビジネスシーンでは「感谢」や「您」を使って感謝の気持ちを丁寧に伝えたり、相手を敬う表現をしたりすることが大切です。関係性が深まってきたときには、むやみに感謝を口にし過ぎず、「協力し合うのが当然」と考える中国文化が存在することも念頭に置いてコミュニケーションをとると、お互いの誤解が減るでしょう。

 

アワールについて

アワールは中華圏ビジネスに係る

・コンサルティング

・市場・調査

・認知拡大サポート

・中長期運用サポート

・翻訳

・翻訳字幕

・通訳

を提供している企業です。中華圏ビジネスにトライしようとしている方、精緻な翻訳業者をお探しの方、お気軽にお問い合わせください。



総合サポートも可能です

アワールの総合サポート

・商品やサービスに関連する文章の翻訳

・中国語翻訳字幕の作成

・会議や商談の通訳

・中国のSNSや広告を利用した認知拡大サポート

・中国語を使用した市場調査

・中華圏からの連絡に対応する窓口担当

・現地担当者との話し合いや調整

・ビジネス課題の洗い出しと解決策の提案

・PMOとしての案件トレース

・中国語の語学教育

など、中華圏のビジネスを目指す過程で発生するお悩みの、全面的なサポートが可能です。

親身になって、お客様とともにゴールを目指し、伴走いたします。

中華圏ビジネスに行き詰まっている方、不安を抱えている方は、ぜひ私たちへお声かけください。



アワールのSNSも是非フォローください

エネルギーとスピード感に溢れる中華圏のビジネスに関する話題をお届けいたします。



関連記事

bottom of page