中国で査証(ビザ)や証明書などの手続きが必要になったときには、日本大使館に行って対応しなければなりません。中国の日本大使館はどこにあるのでしょうか。この記事では中国の日本大使館の場所や利用方法を紹介します。
■目次
▶ 広報文化センター
▶ 領事部
▶ まとめ
■中国の日本国大使館本館の場所
中国の日本大使館本館は北京に置かれています。中国の広大な領土を考慮して、本館以外にも7つの在外公館が設けられています。本館には広報文化センターと領事部があり、中国滞在時に必要な情報を得たり、手続きをしたりすることができます。
住所:100600 北京市朝陽区亮馬橋東街1号
■広報文化センター
広報文化センターでは、日本の雑誌や書籍、映像作品などの提供や、公開講座の開催などを行っています。留学に関する相談も受け付けており、専門の相談員によるアドバイスを受けられます。閲覧室も留学相談も土曜日の午後に利用できますが、平日も土曜日も時間が限られているので注意が必要です。
・閲覧室
月~金 9:30~17:00
土 13:00~17:00
・留学相談
火~土 14:00~17:00
■領事部
日本大使館の領事部では、各種証明の発行や、旅券、査証に関する手続きに対応しています。領事部は亮馬橋路に面した大使館本館の正門ではなく、亮馬橋東街側にある東門から入ります。旅券や証明の手続きと査証の手続きでは受付時間が異なるので注意しましょう。
・旅券、証明等
月~金 9:00~12:00、13:00~17:00
・査証(ビザ)
月~金 9:00~11:30、13:00~16:30
なお、中国に入国するための査証については、訪日中国査証ホットラインで問い合わせを受け付けています。中国に入国する前に査証でトラブルがあった場合は、電話または公式サイトから問い合わせが可能です。24時間365日受付をしているので、困ったときの問い合わせ先として役立ちます。
・訪日外国人査証ホットライン
電話番号:010-5387-6242
■在中国各在外公館の場所・管轄地域
・在中華人民共和国日本国大使館
住所:北京市朝陽区亮馬橋東街1号
電話:(86-10)8531-9800
管轄地域:北京市、天津市、陝西省、山西省、甘粛省、河南省、河北省、 湖北省、湖南省、青海省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、チベット自治区、内蒙古自治区
・在広州日本国総領事館
住所:広州市環市東路368号花園大厦
電話:(86-20)8334-3009、8334-3090 (領事・査証)
管轄地域:広東省、海南省、福建省、広西チワン族自治区
・在上海日本国総領事館
住所:上海市万山路8号
電話:(86-21)5257-4766、5257-4768(査証)
管轄地域:上海市、安徽省、浙江省、江蘇省、江西省
・在重慶日本国総領事館
住所:重慶市渝中区民族路188号環球金融中心42F
電話:(86-23)6373-3585
管轄地域:重慶市、四川省、貴州省、雲南省
・在瀋陽日本国総領事館
住所:遼寧省瀋陽市和平区十四緯路50号
電話:(86-24)2322-7490
管轄地域:遼寧省(大連市以外)、吉林省、黒龍江省
・在青島日本国総領事館
住所:青島市香港中路59号 青島国際金融中心45階
電話:(86-532)8090-0001
管轄地域:山東省
・在香港日本国総領事館
香港中環康楽廣場8號交易廣場第一座46樓及47樓
電話:(852)2522-1184
管轄地域:香港特別行政区、マカオ特別行政区
・在大連領事事務所
遼寧省大連市西崗区中山路147号申貿大厦3階
電話:(86-411)8370-4077
管轄地域:大連市
■中国の日本大使館に行くときに必要な準備
中国の日本大使館に行くときには事前の準備が重要です。必要な手続きを滞りなく行うために、以下の点に注意しましょう。
■パスポートなどの身分証を用意する
中国の日本大使館にはパスポートなどの身分証がないと入れません。手続きでパスポートの必要がない場合でも持参しましょう。
■査証(ビザ)関連の手続きは管轄の在外公館を確認する
査証の発行や更新などの手続きは管轄の在外公館で行う必要があります。本館に行けば対応してくれるわけではありません。管轄の在外公館がどこかを確認して手続きに行きましょう。
■休館日でないか確認する
中国の日本大使館は中国政府の定めるスケジュールで稼働しています。土日祝日は原則として休館日ですが、振替出勤日が設定されていて土日でも営業している場合もあります。春節や労働節、国慶節休暇などのときには前後の土日に営業している可能性があるので確認しましょう。
■まとめ
中国の日本大使館は北京市に本館がある以外、他の地域にも7つの在外公館があります。パスポートや査証などの手続きが必要なときや、広報文化センターを利用したいときには営業時間内に訪れるとよいでしょう。営業時間は平日のみで、土日祝日は原則休館ですが、中国の祝日によっては振替出勤日が設定され、土日でも開館している場合があります。事前に大使館のWebサイトや電話で確認しておくことをおすすめします。日本大使館に入場するにはパスポートなどの身分証が必要ですので、身分証の持参を忘れないようにしましょう。
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